2020.07.26

米インテル半導体生産に関する2つのニュース発表により、AMDとTSMCをさらに注目!

こんにちは、ゾノ( @ozonosho )です。

今日のブログでは、米インテルの半導体生産に関する2つのニュースを踏まえた個別株に関する考察を書いてみたいと思います。

尚、先日のブログで書いたとおり株価全体の方向感を決めるのはミクロ(=個別株)ではなくマクロ(=経済)です。

今回取り上げるのはマクロ経済を抜きにした個別株の話なので読み物程度にご覧ください。

ニュース①7ナノ半導体チップの生産遅れ

アメリカ時間で7月23日、半導体最大手の米インテルが新製品(7ナノ半導体チップ)の生産について予定より6ヵ月遅れていることを発表しました。

※参考:インテル株、時間外で大幅安-新製品生産プロセスにまた遅れ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-23/QDXVTZT0G1L901

これにより、インテルの株価は大きく下落し、同業他社であるAMD社の株価は大きく上昇しました。

▽インテルの株価(2020年度)

(23日の発表を受け、24日にインテルの株価は16.24%ダウン

▽AMDの株価(2020年度)

(23日の発表を受け、24日にAMDの株価は16.50%アップ

両社の上下幅を見ていただくと分かるとおり、インテルへの失望売りがAMDへの期待買いにそのまま移動したような印象です。
(去年からAMDを信じて保有していて良かった…!)

AMDはすでに去年2019年時点で7ナノ半導体チップをリリースしており、年を追うごとにCPUの市場シェアを高めていました。

2020年5月18日時点でのCPUシェア率対比はインテルのCore:32.6%にたいしてAMDのRyzen:67.4%と、AMDがインテルを大きく突き放しています。


※出典:BCN「Ryzen旋風吹き荒れる、AMD製CPUの販売シェアが再び7割近くに」

そこに追い打ちをかけるように今回インテルから生産遅れのニュースがあったため、AMDの勢いが更に加速した形です。

余談ですが、AMDのCPUはインテルの1年先を進んでいると言われています。CPUの性能スコアを見ると、CoreよりRyzenのほうがあきらかに同じ費用で高いスコアを出しているんですよね。

僕もRyzen搭載のPCで気に入るデザインのものが見つかれば今すぐにでも買い替える予定です。これまでRyzen搭載のPCといえばゲーミング用がほとんどでしたが、最近は一般向けのノートPCも増えてきているのでそろそろ良い出会いがある気がしています。

ニュース②自社生産撤退の可能性を示唆

ニュース①と同じアメリカ時間で7月23日、米インテルは半導体の自社生産をやめる可能性についても発表しました。

※参考:インテル株が一時18%安、自社生産撤退の可能性をスワンCEOが示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-24/QDZE5FT0AFB501

個人的にはこっちのニュースのほうが市場変化への影響が大きいだろうと感じます。

今回調べてみて初めて知りましたが、半導体というものは大きく「設計」「製造」の2つの工程に分かれていて、ほとんどの企業は設計と製造を一括でおこなっていません。

みんなが知っているApple、ARM、そしてAMDなどの企業は設計のみおこない、製造は他社に委託しています。

そして面白いのが、Appleを含む上記すべての企業が同じ「TSMC」という企業に製造を委託していることです。TSMCの半導体製造におけるシェア率は、2020年第2四半期時点で「51.5%」という圧倒的状況です。

※参考:ファウンドリメーカーの最新世界トップテン、TSMCは30%成長
https://www.semiconportal.com/archive/editorial/market/200612-foundrymarket.html

このようにほとんどの企業が半導体の製造を委託している中で、インテルは「製造」まで自社でおこなっています。

イメージとしてはこんな感じです。

※出典:ITmedia「知られざる世界最重要企業 Appleチップを生産するTSMC」

今回インテルはこの「製造」部分を他社に委託する可能性があることを発表しました。おそらく新製品リリースが遅れている原因が製造部分にあったのかもしれません。

委託についてはあくまでもまだ可能性の話ですが、もし委託が決定した場合まず最初に委託先として候補になるのは「TSMC」だというのは間違いないでしょう。

そんなTSMCの株価はこんな値動きでした。

▽台湾市場(2020年度)

(23日の発表を受け、24日に株価は1.18%アップ ※数値反映遅延中の模様)

▽アメリカ市場(2020年度)

(23日の発表を受け、24日に株価は9.69%アップ

大きな期待が反映されているのを感じます。

もし正式にTSMCがインテルの半導体製造委託先に決まれば業績・株価共にますます上がる可能性は高そうです。

長期ではAMD・TSMCどちらも保有したい株

今回のインテルのニュースを受けて、僕としてはAMD・TSMCどちらも(今の動向が変化する材料が出ない限りは)長期的に保有したいと思いました。

AMDは元々保有しているので、新たにTSMCを購入する予定です。

購入するタイミングは、、、なかなか迷います。

AMDについては、ボリンジャーバンドから大きく外れてしまっているので短期的に見ると急いで購入するのはリターンもありそうですがリスクも大きそうです。そういう株を勢いで購入するのはシャープレシオを下げるのであまりおすすめしません。
(投資の世界で『戦い続ける』ためには「シャープレシオ」という概念が重要なので次回はこのへんのことを書こうと思います)

TSMCについては、ボリンジャーバンド内にだいぶ戻ってきていて(下図の黄色矢印)、かつ、24日の取引高は今年の中で図抜けて大きい(下図の赤色矢印)ので、勢い的にもう少し上がりそうな気もします。

AMDに比べればTSMCのほうがリスクリターンが良さそうなので、僕が今から購入するならTSMCです。そして、購入する時には一気にではなく徐々に買い増していきます。

そんな結論に至ったので、実際に24日にTSMCの注文を少し入れました。

この結論がどうなるかは分かりませんが、引き続き半導体業界の動向を見守っていこうと思います。

以上、それでは本日も素敵な1日をお過ごしください(*´`)

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