2020.04.29

webエンジニアでフリーランスを目指すならサイト運営者の視点も身につけよう!

おはようございます、ゾノ( @ozonosho )です。

さて、今日のコラムではwebエンジニアでフリーランスを目指すならサイト運営者の視点もあるといいよって話を書こうと思います。

フリーランスwebエンジニアへの依頼って、仕様が固まっていない案件だらけ

現在フリーランスを目指してプログラミングを勉強している人は、きっと「webエンジニアに求められるのは仕様書どおりに実装するスキル」だと考えていると思います。

だけど、実際は全然そんなことないんですよね。

まともな仕様書なんて案件10件のうち1件ぐらいの割合でしか存在しません。

そもそもの話ですが、社内にweb系のチームが存在してきちんと開発フローが整っているような会社であれば、(コロナ後の時代はさておき現時点では)クラウドワークスあたりにいるフリーランスに声をかけることはほぼありません。

クラウドワークスでマッチングできる案件は、

・web系以外の事業を運営していてwebサイト作りたいけど何をどうして良いか分からない個人や企業の案件
・これまで外注していたweb制作会社に変わる会社を探している企業の案件
・個人でメディア等を運営していて機能追加が必要になった案件

こんな感じの案件がほとんどを占めている印象です。

(ちなみに仕様書が用意されている数少ない案件は、「依頼の下請けを探している企業の案件」で報酬が低いことが多いので、それはそれであんまりおすすめしません)

つまり、クライアント側にはweb制作フローのノウハウなんて無いことのほうが圧倒的に多いわけです。

そうなってくると「仕様書をもらえれば実装できます」なんて言ってたらいつまでたっても受注できないのは想像できますよね。

そんなわけで、「仕様書どおりに実装するスキル」に加えて、『要望を汲み取り、どんな実装をすべきか提案できるスキル』もあったほうが話が具体化して受注に繋がりやすくなります。

大きい案件ほどこの傾向は強くなり、僕の場合で言えば100万円を超える案件には総じてこのスキルが必要になるのを感じます。

そこであると役立つのがサイト運営者の視点

それでは、クライアントの要望を汲み取り提案できるようになるためには何が必要なのでしょうか。

その答えは『サイト運営者の視点』です。

エンジニアってついつい「言われた機能を形にすること」に重きを置いてしまいますが、クライアントはまず第一に叶えたい要望があって、それを叶える手段として機能が必要になったわけです。

要望を叶える手段(=サイト実装方法)についてはエンジニアのほうが専門家なので、エンジニアが「サイト運営者の視点」を身につけてクライアントの要望をきちんと汲み取ることができれば、確実に良い提案ができます。

では、サイト運営者の視点を身につけるにはどうしたら良いのでしょうか。

僕の経験の範囲で言えば、下記の3つが効果的だと感じます。

  1. 実際に自分でもサイトを運営してみる
  2. サイト運営やwebディレクションの勉強をする
  3. 世の中の人気サイトがなぜ人気なのか考えながら利用する習慣をつける

①はなかなか大変なので、②③で十分だと思います。

ただ①をおこなうと、運営者の要望を感情面でも汲み取れたり、制作実績だけでなく運営実績ができたりするので、コンペ形式の案件の時には大きなアドバンテージになります。

いずれにせよ、webエンジニアでフリーランスを目指すなら「サイト運営者の視点」も身につけておくと請け負える仕事の幅が広がるのでおすすめです。

他のエンジニアはサイト運営の勉強なんてしていないので、本を1冊読むだけでも十分です。コスパ良い勉強だと思うので、ぜひぜひお試しください。

以上、それでは本日も素敵な1日をお過ごしください(*´`)