2020.04.25

自分の多面性を表現するにはさまざまなサービスを作るといいよって話

おはようございます、ゾノ( @ozonosho )です。

最近毎日発信するようになったせいか、web制作からサービス企画までこれまで以上にさまざまな相談が届くようになりました。

さらには、相談サイトやチャレンジ応援コミュニティを運営していることもあって、その他にも人生相談やモチベーション相談なんかも届きます。

昨日ふと「今のこの状況は僕にとってなかなか幸せなことだなぁ」と感じました。何が幸せなのかというと、自分の表現欲求がすべて仕事で満たされていることです。

過去には、表現することが苦しくなって何も表現できなくなった時期があるんですよね。。。

そんなわけで、今日のコラムでは自己表現についての話を書こうと思います。

サービス作りをつうじて自己表現したい人に向けて『自分の多面性を表現するにはさまざまなサービスを作るといいよ』って話です。

表現することが苦しくなったカフェ経営

僕は24歳のときに独立開業してカフェを開きました。そのカフェは人を楽しませることや人を元気にすることがコンセプトだったので、僕は常に自分の中の「ポジティブ」な面だけを表現し続けていました。

自分自身の精神状態も概ねポジティブだったし、自分が愛情を注いで作った場所に共感してくれる人がいるというのはとても幸せなことだったので、3年間は心から楽しめていました。

しかし経営4年目に入ってから、僕は自分の在り方や人間関係に悩むようになり、うつ病になりました。

僕がうつ病になってもお店のコンセプトは変わらないし、お店は毎日営業しているので、毎日ポジティブな自分を表現し続けなければいけません。

自営業で休める日なんて無かったこともあって、僕は日に日に「お店の経営者として見せている自分」と「実際の自分」との乖離が大きくなっていきました。

人前に出れば出るほど苦しくなり、ブログを書けば書くほど苦しくなり、最後には自分の作ったお店に行くことすら苦しくなってしまいました。

はじめて、表現することの苦しさを感じました。

相談サイトを作ることでネガティブな面も表現できるようになったけれど…

その後、僕はうつ病になった自分を見せることができる場所が欲しかったこともあって、相談サイト『ココトモ』を作ります。

ココトモではこれまで自分が周りに出せなかった「ネガティブ」な面を表現することができたので、僕にとっては「うつ病の自分」を救ってくれるだけでなく、一度は苦しくなった「表現者としての自分」も救ってくれる場所になりました。

そんなわけでココトモの活動をつうじて徐々に心が回復していったのですが、、、

人ってワガママなもので?、心が回復してくると僕の中には自然とまた「何かに全力チャレンジしたい!」というポジティブな感情が出てくるわけです。

しかしながら、ポジティブな感情はときとしてネガティブな感情の人の居場所を奪ってしまうので、今度はココトモで表現できない自分が増えていきます。

カフェ経営の時のように偽りの自分を表現しているわけではないので苦しさはありませんでしたが、僕にとってサービスは表現手段なので表現できない自分が増えるとヤキモキはします。

これらの経験をつうじて僕が思ったのは・・・

自分の多面性を表現するにはさまざまなサービスを作るといいのかもしれない

きっと人間には色んな面があって、そのどれもが自分だけど、1つの場所やサービスで表現できる自分には限りがあるのだと思います。

少なくとも僕がサービスを作るときは自分の人間性の中から小さな一部分を取り出してそこにスポットライトを当てて作るような感じなので、そこに表現していることすべてが素直な気持ちでも、すべての気持ちをそこに表現できるわけではないです。

ポジティブな面も、ネガティブな面も、マーケティングが好きな面も、web制作が好きな面も、コンプレックスを抱えている面も、全部ひっくるめて自分なので、そういった多面性のある自分を表現するには、さまざまな場所やサービスが必要なのかもしれない!

実は、、、このことを考えたのが数年前の話です。

それから実際にさまざまなサービスを作り、昨日ふと振り返ってみたら、自分の表現欲求が満たされていることに気付きました。数年前に考えたことの答え合わせができていました…!

そんなわけで、これからも自分の心のままにサービスを形にしていきたいなと思います。

以上、それでは本日も素敵な1日をお過ごしください(*´`)