2020.04.03

TCPDFを利用してWordPressのページを動的にPDF出力してみよう①【導入編】

こんにちは、webエンジニアのゾノ( @ozonosho )です。

さて、今回はTCPDFを利用してWordPressのページを動的にPDF出力する方法をご紹介いたします。全5回に分けて紹介していきますのでどうぞお付き合いください。

第1回目となる今回は【導入編】となります!

◆目次
1.TCPDFとは
2.TCPDFの実装例
3.PHPライブラリの導入手順

TCPDFとは

TCPDFは、HTMLコードをそのままPDF化して表示するためのPHPライブラリです。

PHPライブラリなのでWordPressとは相性が良く、WordPressのサイト上でPDFを作成することができるだけでなく、(少し大変ですが)WordPressのページ内容を動的にPDF出力することも可能です。

TCPDFの実装例

今回、僕の運営するサイト『未来地図』で実施している「不登校生の親の気持ちアンケート」の回答結果をPDFでダウンロードできるようにするために、TCPDFを利用して機能を実装してみました。

実装ページはこちら

ページを開いたら、下図の赤矢印の箇所にある「PDF版ダウンロード」ボタンをクリックしてみてください。

「PDF版ダウンロード」ボタンをクリックすると、ページの表示内容がPDFで出力されるのを確認できると思います。

PDFはその時点でのページ内容を元に出力しているので、アンケート結果が加わればPDFの内容も自動で更新される作りになっています。

PHPライブラリの導入手順

ここからはTCPDFの機能を利用するためのPHPライブラリの導入手順をお伝えしていきます。

TCPDFのPHPライブラリは下記のGitHubページに公開されています。

PHPライブラリはこちら

ページ内にある「Clone or download」ボタンよりダウンロードしてください。

「Download ZIP」を選択すると圧縮ファイルを取得できます。

PHPライブラリをWordPressテーマ内に設置すれば準備完了

ダウンロードしたファイルを解凍すると「TCPDF-master」というフォルダが展開されます。フォルダを開くと、下図のようにTCPDFのライブラリファイルが入っているのを確認できると思います。

このライブラリファイル群をサーバーにアップロードします。

WordPress内のテーマ直下に「tcpdf」というフォルダを作り、そこにライブラリ群をすべてアップロードしてください。

※本当は直下に置くよりもライブラリ用のフォルダを作ってそこにまとめて置いたほうが良いのですが、分かりやすさを重視してテーマ直下に「tcpdf」フォルダを設置しました

これでTCPDFの機能を使うための準備が整いましたので、次回からはいよいよ実装に入っていきましょう!

おわりに

以上、今回はTCPDFの概要紹介とWordPressへの導入方法をご紹介させていただきました。

次回は【基本編】!
全5回に分けてTCPDFを利用してWordPressのページを動的にPDF出力する方法を紹介していくので、次回もぜひご覧いただけると嬉しいです(*´`)

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